第5章

47/52
前へ
/211ページ
次へ
「どうしたの大地?」 私が声をかけても、大地はボールを見たままだった。 そして、小さく呟いた。 「これかもしれない。」 大地はボールを地面へと置くと、後ろへと助走を取る。 そして、勢いよく走り出してボールを蹴った。 ボールは取りにきた人を越えグングン加速していく。 奥にあったゴールも越えようとしたとき、急激に落ちてそのままゴールに突き刺さった。
/211ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加