第1章

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「ただいまー。」 玄関に入ると、お母さんがリビングから顔を出した。 「おかえりなさい。 あら、びしょ濡れじゃない。 お風呂沸かしたから入ってきな。」 「うん。」 私は、濡れたワイシャツを洗濯かごに入れ、着替えを持って風呂場に向かう。 自慢じゃないけど、私の家はお風呂が広いと思っている。 私はよく、考え事をするときは長風呂をする。 今日も長風呂をする気分だった。
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