第1章
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私がベッドに入った後、決まって隣の部屋からお母さんの泣き声が聞こえてきた。 その度に、お父さんの励ます声も聞こえた。 そんな生活が2週間ぐらい続いた。 だけどある時から、泣き声はパッタリと止んだ。 何があったのかは知らない。 でも確かに、お母さんは前を向き始めていた。 そして、私が高校2年になった今、お母さんはとても明るく生きている。
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