第1章

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「ぐぅーー」 その時、私のお腹が勢いよく鳴った。 私とお母さんの間に沈黙が流れる。 あぁ、せっかくの雰囲気が、、、 お母さんをチラッと見ると苦笑いしている。 「全く、詩織は空気の読めない子ね。」 今度は笑顔で言う。 キッチンから炊飯器の音が聞こえる。 「さぁ、ご飯にしましょ! お皿出すの手伝って。」 私もちゃんと歩き出そう。 陸のためにも。
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