第2章

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陸に似ている人に出会った日から1ヶ月経った。 それからあの人に会うことは一回もなかった。 やっぱりあれは陸だったのかな。 そんな事を考えていると、4時限目の終了のチャイムがなる。 弁当箱を持って私の席にみちるがやってくる。 「あー、もう期末テスト2週間前だよ。 詩織はちゃんと勉強やってる?」 お弁当箱を広げながら私は固まる。 わ、忘れてた。
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