第2章

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そんな空気を察したかのように、五時間目の予鈴がなる。 「それじゃ、僕は自分の席に戻るから。」 そう言い残し、りょうま君は去っていく。 残された私とみちる。 「とりあえず、テスト頑張らなきゃね。 しおり、ちゃんと数学も頑張りなさいよ。」 うっ、それはちょっと無理かも、、、 私は全ての教科をそこそこ取ることができる。 でも、数学は例外だ。 なんでサイコロを二回振って確率を求めるの? なんで三角形の辺を求めるの? 意味がわからん、、、。
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