第2章

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「はぁー。数学どうしようかな。」 帰り道、一人で呟いてみる。 みちるは学校に残って勉強している。 私は、あまり学校に残って勉強するのは苦手なので、先に帰ってきてしまった。 6月の空は、もう5時になるというのにまだ明るさを保っている。 夕焼けの中、私はぼんやりと陸の事を思い出す。 陸は、数学出来てたっけ。 りょうま君と数学で競いあってた。 たった一回のテストだったけど。
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