第2章

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「いや、禁煙席でお願いします。」 私はとっさにそう言ってしまった。 彼の目がギロリと私をにらむ。 こ、怖いよ。 「それではご案内します。」 た、助かった。 冷たい空気を抜け出すように、私達は案内された席へ向かう。 案内されたのは窓側の席だった。 彼はソファー側にどっかりと座る。 私は向かいのイスに座った。
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