第1章

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「なんか、ごめんね。」 謝るみちるに私はふるふると首をふる。 「そっか、今日って、、、 あの日から1年経ったんだね。」 私は鼻の奥にツンとしたものを感じた。 こぼれそうになる涙をこらえ、頷く。 「あっ、そういえば最近私たちの家の最寄りの駅で痴漢が出たらしいんだけど、、、」 その後のみちるの話しはほとんど聞いていなかった。
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