第2章

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私達はファミレスを出る。 もう日もくれてしまった。 6月のぬるい夜風が吹いている。 「今日は、ごちそうさまでした。 それじゃまたね。」 私は家に向かって歩き出そうとする。 少し、足が重い気がした。 その時、腕を掴まれる。 ドキッとして、振り向くと大地が手を伸ばしていた。 少しの沈黙のあと、大地が言ったのは、 「、、、送ってく。」 の一言だった。
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