第2章

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私は、無意識にうなずいていた。 そして、歩き始める。 隣には、大地がいる。 掴まれた手はまだ熱を持っているようだった。 そして、離してしまったことを何故か残念に思っていた。 それから家に着くまで私達は何も話さなかった。 だけど不思議と気まずい雰囲気はなかった。 むしろ、なんというか、安心できた。 だけど、すぐ家に着いてしまった。
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