第2章

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それは初めてのデートで初めての二人きりの写真。 どこか、ぎこちないけど写真の中の私達はとても幸せそうに笑っている。 私はため息をつき、ベットに仰向けに倒れる。 やっぱり、似てるな。 でも、今思い浮かんだ顔は陸ではなく、大地だった。 だめ。 私はその思いを消すかのようにブンブンと頭を振る。 その時、携帯が目に入った。 あっ、そう言えばメアドもらったんだった。
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