第3章

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周りから聴こえるのはカリカリと言う殴り書きのような音。 私はざっと答えを見直す。 空欄がないことを確認し、時計を見る。 もう時間はない。 5、4、3、2、1、 ~キーンコーンカーンコーン~ チャイムの音がなった瞬間、色々な場所からため息が聞こえる。 次の瞬間には解放感からざわざわと教室がざわめく。 たった今、期末試験が終わった。
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