第3章
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腕の合間から見える横顔。 いつもの大人っぽい雰囲気じゃない。 ちゃんと同い年の男の子に見える。 その寝顔を眺めながら、思わず可愛いと思ってしまう。 大地は、寝ている時が一番可愛いな。 そう思い、彼の頭に手を伸ばす。 しかし、その手は触れる直前で止まる。 私は、その髪に、頭に触れることはなかった。 なぜか、触れられなかったのだ。
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