第3章

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私は、手を引っ込める。 そして、天井を仰ぐ。 大地と二人でいると、たまにこう思う。 私は何をしてるんだろうって。 私が今、大地に抱いているのは何て言う感情なのだろう。 憐れみ? 懐かしみ? いや、違う。 多分、この気持ちは、好意だ。 でもなぜか、素直に好きとは言えない気がした。 そんなことを考えていると、大地は目を覚ましたようだ。
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