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2人で歩いていると、突然奇声がした。
・・・と同時に、腕に痛みがはしる。
え? 何?
私、切られた?
ドンという音がしてそちらに目をやると、女の人が刃物を持ったまま、烝さんに押さえつけられている。
私の腕は着物が斬られ、血が流れ出ていた。
何が起こったの?
女「このっ この女がいけないんだっ!!!」
私を睨みつけるその顔は憎悪の固まりだった。
誰? 知らない。
騒ぎを聞きつけて、周りを人が囲む。
女「あんたがっ
あんたがわての烝はんを取ったんやろっ!!
あんたがおるから、烝はんはわてに会いに来てくれへんくなったんやっ!!
この・・・
盗人がっ!!!」
山崎「お前っ
何ゆうとんねんっ!!!」
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