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あの雷の日から4日。
こいつは寝続けた。
たまに息をしているのを確認してたから、死んでは居ない。
が、さすがにこんなに寝ていると、心配にもなる。
近所の医者に相談し、水に浸した手ぬぐいで口元を濡らしながら甲斐甲斐しく世話をやく。
きっと起きたら、機織りを始めて俺に恩返しをしてくれると信じとる。
新撰組は女人禁制。
事情が事情でも、女が寝ているとなってはどんな阿呆が湧いて出て来るか分からない。
念の為、存在は幹部のみに伝えられた。
あの晩、惰眠を貪っていた永倉助勤が部屋を訪れたが、胸騒ぎがした為、苦無を投げお帰り頂いた。
そしてこいつは相変わらず、あの日の俺の着物を握っている。
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