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ここ新撰組の最強の鬼様の部屋の前で呟いてしまったらしい。 恐る恐る振り返ると既に鬼は降臨していらして、眉間のシワは今日も健在でいらっしゃる。 山崎「いえ。副長の部屋を水浸しにするのは如何なものかと思い、着替えてから伺う所存で御座いました。」 こんくらいでええやろ。 我ながら上手いわ。 土方「おめぇなぁ・・・(ピキッ) 『めんどい』って聞こえてんだよーーー!!!  さっさと報告しやがれっ!!!」 やぁん。 俺のばかっ! それから半刻以上も副長と向き合ってこってり絞られた。 濡れたままの俺は、今、猛烈に寒い。 目の前にいるお方は土方歳三様。 この新撰組で鬼の副長と呼ばれる。 そして、俺の直属の上司。 こん人は常に眉間に皺を作っている。 世間では歌舞伎役者顔負けの美丈夫なんて言われ、外の女子からの恋文も絶えない。
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