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ま、分からんでもないわ。 屯所を一歩出たら皺無くなりはるからな。 それさえ無ければ男でさえ息を飲む程の美しさや。 その無駄に奇麗な顔に外のゴロゴロとピカピカが相まって、副長の圧を増長する。 余計怖いわ。 こん人、天まで味方につけてもうてるやん。 かの織田信長もそやったしなぁ。 生まれ変わりやったりして。 土方「で、長州の動きは何か掴めたのか。」 おっと、別事考えとった。 あかんあかん。 山崎「はっ。藩邸に桂らしき人物を確認しました。 最近は長州の浪士が頻繁に出入りしております故、監視を強めるつもりです。 ただ・・・」 ピカピカ ドーン!!!! 突然の眩い閃光と、地が割れる様な轟音。 そこかしこで上がる悲鳴。 は? 悲鳴? 土方「てめぇらうるせーぞっ!!  雷如きで声上げんじゃねーよっ!!!」
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