歩きたい

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部下を帰した後、再び机に腰掛けて書類に眼を通していた渡邊に話し掛けた 「さて。……昨夜はどういうつもりであのような事を?」 「昨夜とは?」 「とぼけないでください。昨夜、僕に……」 「あの……酒飲むと記憶なくすみたいで…何があったのか?」 「っ…何でもないです。残念ながら渡邊さんには残業代は出ません。明日までによろしくお願いします」 言うだけ言うと佐伯は帰ってしまった。残された渡邊は訳が分からずにいたが、それでも書類は整理しようと夜遅くまで頑張っていたらしい
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