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結婚式当日、控え室では落ち着かない両親が動き回っている。
「落ち着きなよ。私が余計に緊張するから。」
「だって、お父さん。真紀と歩くの心配なんだもの。変なことしないといいんだけど・・・」
「もう、変なこと言わないでよ。私まで怖くなっちゃうでしょ。」
部屋をノックされ、入室を促した。
ドレスアップした奈緒と愛だった。
「「おめでとう。綺麗ねぇ!!」」
「ありがとう。今日は受付頼んじゃってごめんね。」
「ところで旦那は真紀を見たの?」
「我慢するんだって。」
「康治、これ見たら露出しすぎとか言いそうだもんね。」
想像できる。
「結婚しても相談有ったら聞くから、私達を忘れないでよ?」
「うん・・・ありがとう」
親友の言葉にここに来るまでのことが思い出された。
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