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式は滞りなく終了し、少し化粧直しして二人で披露宴に向かった。
参列者の間を進み席に到着した。
康治の友人席に陵と透が座っていたことに驚いた。
「真紀、おめでとう。」
陵の言葉に涙腺は決壊したかのようだった。
仲の良さそうな陵と透が同じ大学出身だと面識があることに驚いた。
「二人が知り合いとは思わなかった。でもどうして?」
「真紀の旦那がどうしても来いって煩くてさ。口説かれたの俺達。」
康治を見ると嬉しそうに笑っている。
「俺達の替わりにコイツに幸せにしてもらえよ?」
「うん。ありがとう、透。」
「綺麗だけど、ちょっと露出が多くないか?」
「『お父さん』煩い。でも、ありがとう、陵。二人に逢えて本当に良かった。」
康治のサプライズに驚いた。
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