第1章

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康治の言葉が嬉しかった。 これまで辛かった思い出が楽しかった思い出に塗り替えられていく・・・・ 「これからも信じろよ。気持ちだけど、俺の初めての彼女だからな。」 涙が止まらなかった。 この前から康治に泣かされてばかりいる。 「それじゃ、私の初カレも気持ちだけは康治にする。」 康治は嬉しそうに目を細め真紀を見ていた。 「最近、康治に泣かされてばかりだ。」 「わりーな。でも、嬉し涙はカウントするなよ?」 康治はじっと見つめながら真紀の手の甲にキスを落とした。 康治の仕草は、唇以上に身体が熱くさせた。
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