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「もう当分、肉いらねー。」
ホテルに戻ると康治は辛そうにベッドに横になった。
「残せば良かったのに。」
「残したらなんか負けた気がしねー?」
「ワケわかんない。何それ?」
子供のような康治に笑えた。
「明日は海だし、初めての真紀の水着姿が見られると思うと鼻血が出そう。」
「いつも裸見てるのに?」
「それとこれは別。」
「へぇ。せっかく一緒にお風呂入ろうと思ったのに・・・」
意地悪そうに言った。
「それもまた別。」
何をしても何を話しても楽しくて仕方なかった。
「康治、連れてきてくれてありがとう。」
心からの感謝を伝えた。
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