第1章

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「もう当分、肉いらねー。」 ホテルに戻ると康治は辛そうにベッドに横になった。 「残せば良かったのに。」 「残したらなんか負けた気がしねー?」 「ワケわかんない。何それ?」 子供のような康治に笑えた。 「明日は海だし、初めての真紀の水着姿が見られると思うと鼻血が出そう。」 「いつも裸見てるのに?」 「それとこれは別。」 「へぇ。せっかく一緒にお風呂入ろうと思ったのに・・・」 意地悪そうに言った。 「それもまた別。」 何をしても何を話しても楽しくて仕方なかった。 「康治、連れてきてくれてありがとう。」 心からの感謝を伝えた。
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