第1章

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最近の康治はとにかく甘い。 すごく恥ずかしくなる。 家でも外でも構わず甘い言葉と態度で私を翻弄する。 「真紀、これよりやっぱり真紀の飯のが旨いな。」 外食中だ。プロが作ったご飯にシロートが敵うはずもない。 「そんなことないよ。これすごく美味しいよ?」 「いや、俺には真紀の飯が一番旨いと思うよ。可愛くて料理上手で俺ホント幸せだわ。」 人が変わったようだった。 毎日誉められ過ぎてむず痒い気持ちになる。
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