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それからが大変だった。
過保護になっていく康治に窮屈さを感じていたが、仕方ないことだと言い聞かせ毎日を過ごしていた。
妊娠当初の体調不良も日を追う毎に落ち着いてきた。
愛が苦しんだという悪阻も無く、本当に妊娠中なのか疑問に思うほどだった。
だからこそなのか、家の中でずっとくっついてくる康治に四六時中監視されているようで窮屈さを感じていた。
「真紀、買い物行くときは俺に言って?」
「病人じゃないから、平気だよ?」
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