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少し怒りを顕にした私に、康治は慌てている。
「いや、そうじゃなくて・・・」
「康治が言ってるのはそういうことでしょ?」
かなり頭に来ていた。
「シャワー浴びてくる。」
シャワーで頭を冷やしても怒りが収まらなかった。勿論、康治のお仕事とは違って営業事務の私の替わりはいくらだって居る。でも、そんな中でも少しでも営業の役に立てるよう精一杯頑張ってきたつもりだ。
「康治は私の頑張りなんて必要ないと軽く見ているのね。」
哀しかった。これまでの社会人としての頑張りと誇りを全部否定されているようで許せなかった。
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