第1章
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「ごめん、真紀。」 「・・・もう、今日は話したくない。」 話を続けようとする康治を一蹴した。 「俺の話を聞いて。」 「だから、今日は話したくないの。別日にしましょう。おやすみなさい。」 先にベッドに入った。 少しして、風呂から上がった康治が立ち尽くしている気配はしたが、寝た振りをしてやり過ごした。 結婚して初めての大喧嘩となった。
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