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康治の言葉を静かに聞いていた。
「誓って言うけど、真紀の仕事を馬鹿にしてるわけじゃないから。だから、もう真紀の思うように、やってもらっていいから。俺もきちんと協力するから・・・」
「今日みたいに話してくれれば良かったのに。あんな大喧嘩しなくて済んだでしょ?」
実際、康治は話そうとしていた。
「私だね・・・私が聞こうとしなかったから。本当にごめんなさい。」
「俺こそ言葉が足りなかった。真紀に無視されるのがこんなに辛いなんて・・・・もう二度と止めてくれよ。」
康治は安堵し、力一杯抱き締めた。
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