第1章

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「来週だったよな?今度の検診俺も行くから。」 先週、そう言っていた康治と共に産婦人科に向かった。 初めて同行する康治は所在無く、キョロキョロと周りを見渡していた。 少し待ちくたびれたのか煙草に行くと外に出たまでは良かった。 帰り、戻ってきたのは妊婦には見えない女性と仲良く話して入ってくる康治が目に入った。 転びそうになった彼女を抱き止めた時には嫉妬で狂いそうな位だった。 その瞬間私は目を反らしたが、二人は見つめあってるように見えた。
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