第1章

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「康治は飲んだら?」 連れてこられたのは隠れ家のような和食のお店だった。 「いや、俺、真紀が無事に出産するよう願掛け中だから。」 康治の気持ちが嬉しかった。 「名前考えてる?」 「候補はあるよ。でも、後は会ったときのフィーリング次第かな。真紀も考えてる?」 「私も康治のようなものかな・・・でも、もちろん怖い気持ちもあるけど早く会いたいなぁ・・・」 お腹を擦ると応えるように蹴って返事をくれた。 「この子も楽しみだって言ってる。」
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