第1章

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「でも、何か俺子供にヤキモチとか焼きそうな気がする・・・」 「ぷっ・・・焼かないでしょ?」 「いや、間違いなく焼くね。だから、俺のことも相手してよ?」 真顔で話す康治が本当に可笑しかった。 「はいはい。了解です。でも、康治が私の相手しなくなるかもよ?」 「それは絶対に無いから。嫌だと言ってもくっついてまわるから。」 自信満々に答える康治は本気だと言っている。 「でも、ずっと仲良くできるといいな・・・」 「俺の一番はずっと真紀だから。」 康治の答えにそれまで抱えていたモヤモヤが晴れたような気がした。
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