第1章

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「こんにちは・・・・えっと・・・」 自分が忘れているだけで何処かで会っているのか必死に記憶の糸を辿っていた。 「急にごめんなさい。旦那さんと仲が良くて羨ましいと思って・・・声を掛けちゃったから・・・・」 じっくり女性を見てもまだお腹も目立ってなくどういった対応をすべきなのか考えあぐねていた。 「そうなんですね・・・」 もちろん会話が続くわけなく隣りに腰掛けた女性をどう扱っていいのか分からなかった。 「旦那さんかっこよくて羨ましいわ。この前も転びそうになったところを助けてもらったのよ。」 (あの時の・・・・でも知り合いに見えたけど・・・) 仲良く話しているように見えた私は嫉妬したのだ。
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