第1章

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招待客も大体は決まり式場も決めた。 今日はドレスを決めるために康治とともに式場にやって来た。 試着を繰り返す度に康治は甘い言葉で私を惑わす。 スタッフはずっと苦笑いしているように見えていた。 「康治、これは?」 3着お色直しする予定だが、まだ1着も決まっていない。 「どれも綺麗だな。でも、それ胸が開き過ぎじゃないか?他のヤツに俺の真紀の胸の谷間見せたくねーしな。」 さっきからこの調子だ。 背中が開いてるだの胸の形が分かるだの・・・ 「もう・っ・・私のは奈緒と一緒に決めちゃうから。康治とじゃ決まんないよ。今日は康治のだけ決めて。」 もう今日決めるのは諦めた。
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