第1章

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あの日、いつものように近くの土手を歩いていた。 日差しは柔らかく、春がすぐそこまできているようなかんじがした。 私は、いつものように好きな音楽を聞きながらゆっくり歩いていた。 空を見上げると、青くてきれいだった。 私は、土手に座り音楽を聞きながら川の向こう岸の景色を眺めていた。 するといつのまにかとなりに小さな女の子がたっていた。女の子は、私に封筒を手渡した。 わたしは、その封筒を見て女の子にこれは何かとたずねようと女の子のほうに顔を向けた。 女の子は、頼まれたといって微笑むと走っていってしまった。 わたしは、手渡された封筒をあけてみた。なかには手紙があった。 その手紙は、何年も前に書かれたような手紙で差出人も書かれていなかった。
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