第1章

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手紙には、いつか出会うあなたへと 書かれそのあとこんな風に書かれていた。 わたしは、いつもこの土手を歩いています。毎日ゆっくり歩いています。 そして、いつかあなたに出会う事を待っています。 それはいつなのか分からないけど、きっと出会うとそれだけは分かるから。 あなたが、どんな人なのかはまだ分からないけどきっと出会うとそれだけは分かる。 だからいつか出会うあなたに手紙を書きました。 あなたに出会ったらきっとこの手紙の話をすると思う。 そして、出会ったね。と二人で笑いあうと思います。 いつか出会うあなたにこの手紙が届く事を信じて… 双葉より。 わたしは、手紙を読んで双葉と名乗る手紙の主を想像した。 どんな人なんだろう?年はいくつなんだろう?そんなことを考えていた。 でも、双葉と名乗る手紙の主に本当に出会えるのだろうか?と何故か心配になった。 たった1通のよく分からない手紙にこんなに惹かれるなんて不思議だった。
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