真夜中の淫らな囀り

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奏は最初怯えたような顔だった。けれど擦り合う手を止められない。 それぞれを露出して付け根から先までを愛撫し、裏側の良い所に指が掠めると、震えてそれは手の中で熱く固く成長した。 奏の喘ぐ顔を見たくなって口付けを離すと少し淋しくなった。 あまり大声を出せば、いくら外が風雨と雷で騒がしくても、誰か見に来るだろう。 「あふっ。あっ…ん。」 声替わりしたてでまだ安定していないのか、奏の声は高めだった。 タイミングは合わせられなかったが、粘液があちこちに飛び散った。 今、あの時の事を思い出しても、如実に反応してしまう。 経験は積めずお楽しみはお預けになったが、再会して奏との関係をこれから進めるチャンスは、きっとあるはずなのだ。
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