石油王の花嫁

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京介は体を起こし『何すんだよ』と怒った口調で言った。 アランはベットに上がり京介の両足にまたがると京介のズボンのベルトを外しそのベルトで京介の両手首を縛った。 『何すんだよ、これ外せよ』 『怒った顔も素敵だ』 アランは京介の顔を掴み唇を重ねた。 その後、アランは京介の服に手を入れ胸を触り始めた。 『んん…やめ…』 京介はアランの巧みな愛撫に感じ始め喘ぎ声を出し始めた。 『どうした、そんなに俺が良いか』 『違う…ん…ああ…』 『……』 アランは京介の両手首を縛っているベルトを外した。 すると京介は手を伸ばしアランの頬に触れた。 『誘ってるのか』 潤んだ瞳で見つめる京介の姿にアランは服とズボンを脱ぎ全裸になった。 その姿を見て京介も服とズボンを脱ぎ全裸になった。 『…アラン…』 京介はアランに抱きつきながら口づけを交わした。 その後、アランは京介のお尻の穴に大事な部分を入れ体を重ねた。 『ああ…』 『京介、俺は今、気分が良いよ』 京介を抱きながら気持ちよくなったアランは激しくなり京介の上に倒れた。 京介は自分の上で眠っているアランを仰向けで隣に移動させた。 『何で受け入れてしまったんだろ…兄貴に会えない』 京介はアランに背を向けたままベットに座りうつ向いた。 『後悔してるのか、俺と関係を持ったことに』 アランは仰向けで寝たまま問いかけた。 京介は振り向き『当たり前だろ、俺は兄貴が好きなんだ、その兄貴を俺は裏切った…』と言って京介は悲しい顔をした。 アランは京介に近づき抱き締めた。 『離せよ、お前に抱き締められたくない』 『俺は本気なんだ、本気でお前に惚れてる』 抵抗する京介の体をアランはギュッと抱き締めた。 『……』 抵抗していた京介は抵抗を止めアランの背中に両腕をまわし抱き締めた。 アランは京介を抱き締めながら『このままお前を国に連れて帰る、いいな』と言った。 『いつ帰るんだ』 『なぜ?』 アランは京介から離れ顔を見つめた。 『別れを…兄貴に言いたい…』 京介は目から涙を流した。 アランは手で京介の涙を拭い唇にキスをした。 そしてアランは『明日、昼12時までに京介が空港に来ることを願っている』と京介に言った。
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