石油王の花嫁

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京介はベットから離れ服を着てズボンをはくと部屋に置いてある電話に近づき受話器を掴むと真弘の携帯にかけた。 3回のコールで真弘が出ると京介は『今から帰るから…』と言って受話器を置いた。 アランは背後から京介に抱きつき『明日の昼12時にお前が空港に来なかったら俺はお前を諦める』と言ってアランは京介から離れた。 京介は何も言わず部屋を出てホテルの出入り口に行くとタクシーで家に帰った。 それから40分後、タクシーは京介の家の前に止まり京介は『お金を取ってきますから待っててください』と言ってタクシーから下り家の中に入っていった。 そのあとすぐ京介はお金を持ってタクシーに近づき運転手にお金を払うと家に向かった。 そして京介はドアを開き中に入るとドアを閉めた。 『兄貴!』 目の前に立っている真弘に京介は驚いた。 『今までどこに居たんだ』 『…兄貴、大事な話がある…』 靴を脱ぎ上がると京介はソファーに近づいた。 『京介』 真弘は京介を抱き締め口づけを交わした。 京介は手で真弘の体を押し『兄貴…俺…』と言って真弘の顔を見つめた。 『どうしたんだ、京介』 『俺、アランの事が好きになったみたいだ…明日の昼12時の飛行機でアランと共にアラブに行くよ…兄貴…ごめん…』 『……』 真弘は京介の腕を掴み寝室に連れていくとベットに倒し服を引き裂いた。 『何すんだよ、兄貴、やめろ』 ズボンを脱がせようとする真弘の行動に京介は抵抗した。 真弘は片手で京介の両手首を掴み唇にキスをすると顔を見つめた。 『兄貴、やめろって』 『お前を誰にも渡さない、お前は俺のものだ』 真弘は京介のズボンを脱がせ京介の大事な部分を手で優しく握った。 『ああ…』 京介は真弘の手でする愛撫に喘ぎ声を出し気持ちよくなった。 『京介…』 真弘はズボンを脱ぎ自分の大事な部分を京介のお尻の穴に入れると体を重ねた。 京介は喘ぎ声を出しながら『嫌だ…やめて…お願いだから…ああ…』と感じた。 激しく真弘に抱かれた京介は一粒の涙を流し気を失った。 『お前は俺のものだ誰にも渡さない』 真弘は気を失っている京介の頬を撫でると唇にキスをした。
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