石油王の花嫁

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港は京介を突き放すとドアに鍵を閉めた。 『……』 暗い部屋の中で身動きがとれない京介は怯えた。 『今、電気をつけるからね』 港は携帯の明かりでスイッチを探し見つけるとスイッチを押し部屋に明かりがついた。 京介はドキッとし港に目を向けた。 港は携帯を床に置き京介に近づき壁に追い込んだ。 『何か相談があるんじゃないんですか…』 『相談なんか別にないよ、ミナに言わせないために君を連れ出したんだ』 港は京介の服の中に手を入れ胸を触った。 『あ…やめて…先輩…』 『やっぱり可愛いね』 胸を触りながら感じる京介の姿を見て港は胸からズボンに行きチャックを下ろすと京介の大事な部分を手で触り始めた。 『ああ……』 『そろそろ良いかな』 京介の大事な部分を触りながらほぐれを確認すると、港は京介のズボンを下ろし自分の大事な部分を京介のお尻の穴に入れ体を支えながら重ねた。 港の愛撫に京介は喘ぎ声を出しながら港に抱きついた。 『先輩』 『京介』 愛撫に満たされた港と京介は重なって床に倒れた。 それからしばらくして床に置いてある港の携帯が鳴った。 先に目を覚ました港は身なりを整え床に置いてある携帯を掴み開くと『もしもし、しずる』と言って電話に出た。 『あんた、今どこにいるの』 『倉庫だけど』 『そんなところで何してんのよ』 『別に…』 『ミナさんいないから、京介を連れてきて』 『わかった』 携帯を切りその携帯をズボンのポケットに入れると港はまだ眠っている京介の身なりを整えた。 『…ここは…』 『目が覚めたか』 体を起こす京介に港は立ったまま声をかけた。 京介は立ち上がり乱暴した港を睨んだ。 『しずるが呼んでる社長室に行くぞ』 『……』 『電気を消すから先に出ろ』 港は鍵を開けドアを開いた。 『……』 倉庫室を出ると京介は港に目を向けた。 港はスイッチを押し明かりを消すとドアを閉め京介に目を向けた。 『睨むなよ、俺は帰るからお前1人で社長室に行けよ、じゃあな』 港はその場から離れていった。 京介は港の後ろ姿を見ながら『絶対に許さねぇ』と言って社長室に向かった。
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