石油王の花嫁

39/42

28人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
リビングに集まるとしずるが『アランはいつ来るの?』と言った。 『明日じゃないのか…シャワー浴びてくる』 真弘は浴室に行った。 『お腹空いたからご飯作りますね』 京介は袋をテーブルに置きキッチンに行った。 『手伝うわ』 しずるも鞄をテーブルに置きキッチンに行った。 そして京介としずるは魚料理、肉料理、サラダを作り始めた。 その頃、浴室の真弘はシャワーを浴びながら歌をうたっていた。 同じ頃、キッチンの京介としずるは出来上がった料理を皿に盛りテーブルに運んでいた。 『社長、料理するんですね』 『当たり前でしょ、もしかしてしないと思ってたの』 『はい、料理なんてしないと思ってました』 『肉味噌炒めは得意料理よ』 少し怒った口調で言うとしずるは椅子に座った。 『怒ったんですか…』 京介は茶碗にご飯を盛りしずるの前に置いた。 『別に怒ってないわよ』 しずるは箸を掴みご飯を食べ始めた。 その時、バスローブ姿で濡れた髪の毛をタオルで拭きながら真弘が現れた。 『美味しそうじゃん』 真弘はタオルを頭に乗せたまましずるの隣の椅子に座った。 京介は茶碗にご飯を盛り『はい』と言って真弘の前に茶碗を置いた。 『いただきます』 真弘は箸を掴みご飯を食べながら肉料理、魚料理、サラダを美味しそうに食べた。 茶碗にご飯を盛りその茶碗をテーブルに置くと京介は椅子に座りご飯を食べ始めた。 『2人で作ったのか』 肉料理を食べながら真弘が言った。 『肉料理と魚料理は社長が作って俺はサラダを作った』 京介が答えると真弘はしずるを褒め始め京介の前で口づけを交わした。 『…風呂にでも入ってこようかな…』 椅子から立ち上がった京介は口づけを交わす真弘としずるの姿を見て頬を赤らめながら浴室に行った。 口づけに夢中になっている真弘は京介が居ないことに築かず、しずるをベットに誘うと真弘としずるは全裸になり体を重ねた。 その頃、京介は風呂に浸かりながら指で唇に触れながらアランを思っていた。 『兄貴が社長とキスなんかするから…アラン…』 京介は風呂に浸かりながらアランと体を重ねている姿を思い浮かべながら感じ喘ぎ声を出した。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加