石油王の花嫁

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『社長と兄貴と俺で食事をしてたとき突然、兄貴と社長がキスをしたんだ、それを見て恥ずかしくなった俺は風呂に行き…風呂に浸かりながら…言わなくてもわかるだろ…』 恥ずかしくなった京介はアランから顔をそらした。 『俺を思い浮かべながら1人でエッチをしたせいで、長湯になり倒れたのか』 『他の人のキスシーンを見ただけで俺はお前が欲しくなるんだ』 京介はアランを見つめた。 京介の言葉に嬉しくなったアランは京介を抱き寄せ口づけを交わした。 その姿を見て真弘としずるは黙ってリビングを離れ寝室に行った。 互いの唇が離れるとアランは京介のバスローブを脱がせ体を倒した。 その後、アランは黒のチャイナドレスを脱ぎ全裸になると京介にまたがり体を重ねた。 その頃、寝室の真弘としずるはベットで体を重ねていた。 アランと体を重ねながら京介は『辛いことがあっても俺はアランから離れたりしないから』と言ってアランに口づけを交わした。 アランも『京介…愛してる』と言って京介を抱きしめた。 それからしばらくして京介とアランは寄り添いながらソファーで朝、8時まで眠りについた。 ー朝、8時すぎー ソファーで重なって眠っていた京介とアランは目を覚まし目覚めの口づけを交わした。 『白のチャイナドレス持ってきてくれたか』 『心配しなくても持ってきたよ』 京介から離れたアランは黒のチャイナドレスに着替え玄関に置いている袋を取りに行った。 京介は体を起こしソファーから立ち上がると袋を掴み箱を取り出した。 『気に入ってくれるかな』 京介が箱のふたを開け2個の指輪を見つめていると袋を持ってアランが現れた。 『何をしてんだ』 『別に…』 箱のふたを閉めその箱をソファーに置くと京介はアランが掴んでいる袋を掴み中から白のチャイナドレスを取りだし着替え始めた。 『すぐにでも結婚式を挙げるだろ、真弘たちを呼びに…』 『アラン』 着替え終わった京介はソファーに置いている箱のふたを開け2個の指輪を掴むとアランに近づいた。 『左手を出して』 『……』 アランは言われた通りに左手を差し出すと京介は薬指に指輪をはめた。 驚きでアランは何も言わず左手の指輪を見つめた。
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