石油王の花嫁

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『真弘が知ったら怒るわよ』 女社長はどうしたらいいかと考え込んだ。 その頃、真弘はバスローブ姿で浴室から出てキッチンに行き冷蔵庫からビール缶を2個出し寝室に向かった。 京介は眠りながら体の向きをかえた。 『まだ寝てんのか』 真弘はベットに上がり京介の隣に座ると枕を背もたれにし足を伸ばした、その後、真弘はビール缶を開け飲み始めた。 『うう~ん…』 真弘の方に体を向けた京介は目を開け体を起こした。 『まだ仕事に行く時間じゃないから、お前も飲めば』 真弘はビール缶を差し出した、京介はビール缶を受け取り開けると一気に飲み干した。 『はぁ…美味しかった…シャワー浴びてくる』 『待て』 真弘は京介の腕を掴んだ。 『何だよ』 『しばらくしてからシャワーを浴びた方が良い』 『何で』 『酒を飲んですぐは駄目だ、倒れるぞ』 『心配なら一緒に入るか』 京介は真弘に抱きつき顔を見つめた。 『誘ってるのか』 『……』 京介は笑みを浮かべ2個のビール缶を机の上に置くと真弘の唇にキスをした。 唇が離れ真弘は京介を仰向けで倒し『これから仕事だからな…』と言って真弘は京介のお尻の穴に指を入れた。 『ああ…』 酒の火照りで京介は真弘の愛撫に満たされ喘ぎ声を出した。その後、京介は再び眠りにつき真弘は京介の頬に口づけをした。 『俺は今から朝ごはん作るから、目が覚めたらシャワーを浴びて用意をしろよ』 『わかった』 『……』 真弘はバスローブを脱ぎスーツとズボンに着替えるとビール缶を2個持って寝室を出てキッチンに向かった。 ー朝9時30分キッチンー 『朝ごはんと言ったら味噌汁と焼き魚か』 真弘は冷蔵庫から食材を取りだし味噌汁と焼き魚を作り始めた。 それから10分後、京介が目を覚ましベットから下りるとあくびをしながら寝室を出て浴室に向かった。 その頃、キッチンの真弘は出来上がった2人分の料理を皿に盛りテーブルに運んでいた。 その時、バスローブ姿の京介がキッチンに現れた。 『そんな格好で来ないで…』 『わかってるよ』 京介はキッチンを出て寝室に向かった。
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