石油王の花嫁

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『社長、京介の事で話があるって何ですか』 『座って』 『はい』 真弘と女社長はソファーに向かい合って座った。 『昨日、石油王が来てたでしょ…』 『はい、俺は帰りましたけど』 『石油王が来日した目的が京介を見に来たの…』 『言いにくいことですか…』 『京介を妻にしたいって、だから京介を国に連れて帰りたいって』 『……』 社長の突然の告白に真弘は言葉を失った。 『しずるさんは俺と京介の仲を知ってますよね、イエスと答えたんですか?』 真弘はしずるに問いかけた。 『イエスと答えるわけないでしょ』 『そうですよね…話はそれだけですか』 真弘はソファーから立ち上がった。 『京介の演技を見るって言ってたから、撮影場所に来てると思う…』 『……』 しずるに頭を下げると真弘は社長室を出て車で撮影場所に急いだ。 ー控え室ー 京介は畳に座り壁にもたれながら雑誌を読んでいた。 その時、ドアのノック音がした。 京介はスタッフの人が来たと思い『はい』と返事をした。 ドアが開き部屋に入ってきたのは石油王のアランだった。 『あんたは!』 驚いた京介は雑誌を持ったまま立ち上がった。 『……』 ドアを閉め鍵をかけるとアランは京介に近づいた。 『俺に何かしたら大声出すからな』 『鍵をかけたから誰も入ってこれない』 アランは京介の腕を掴み引き寄せた、そのはずみで京介が掴んでいた雑誌が畳の上に落ちた。 『手を離せ…離さないと…ん…』 抵抗していた京介はアランに唇を奪われた。 唇が離れ京介は頬を赤らめながらアランに目を向けた、アランは笑みを浮かべ再び京介の唇を奪った。 『んん…』 感じる京介にアランは唇を離し京介のズボンのチャックを下ろし大事な部分を手で触った。 『あ…嫌…』 『……』 アランは京介を畳の上に倒し京介のズボンを脱がせると自分の大事な部分を京介のお尻の穴に入れると体を重ねた。 『ああ…嫌だ…』 京介は涙を流しながら喘ぎ声を出し顔をそらした。 アランは京介との愛撫に満たされながら『ますます気に入った…ああ…』と言って京介の上に倒れた。 『……』 京介はアランの体を支えながら体を起こすと眠っているアランを隣に仰向けで寝かせアランのズボンのチャックを上げた。
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