第1章

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島崎雪乃。15歳。 両親の都合で高校編入。引越しの途中で両親が蒸発。見知らぬ土地でお金がなく一日暮すのが精一杯だっとたという。そこで真央に拾われうちに来たということだ。 「お前も人生迷ってんな……。人のことは言えねーが。まぁ私が提供できるのは少しの宿だけだ。さっさとバイト探して親を見つけることだな」 私は雪乃の親を見つけることは出来ないしそんな暇もない。何故彼女の両親が蒸発したのか、私には興味がない。だから情を持つだけ無駄だ。 「……そうですね。少しの間ですが、お世話になります」 ペコリと頭を下げる。横では真央が飛び跳ねて喜んでいる。全く……私の苦労も知らないで。まぁ、楽しそうだからいいかな。
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