第1章

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特別なりたかったわけじゃない、特有の何かになりたかったわけでもない、ただ、彼の隣にいたかった。 それだけだった。たぶん、彼が隣にいてくれたら私は道を踏み外すことなくまともな人生を送れていたかもしれない。 全ては未確定で、過去から未来に続いていく。 「さーって行きますか、世界一周」 私は世界への一歩を踏み出した。
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