6人が本棚に入れています
本棚に追加
ぎゅうっと目を強く閉じているせいか、じんわり目尻に涙が溜まってきた。
裸の肩を少しずらすように、身をよじらせたのは、旦那さんの愛撫が少し痛んだから。
右の胸の先が、じん、と熱く痛む。
「あ、痛かった?」
心配そうな言葉とは裏腹に、少し冷たい旦那さんの目がわたしを覗き込んでいた。
「ぅん、ごめんね、少し痛い…。」
ごめん、と形式だけで言ったあと、わたしの乾いたそこに、旦那さんは、自分の唾を垂らした。
「もぅ、いいかな。」
わたしは返事をしなかったけれど、旦那さんはわたしの足を開き、腰を埋める。
痛い。
辛い。
だけど、頑張らなきゃ。
わたしは更に強く目を閉じた。
最初のコメントを投稿しよう!