枯れた季節

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ぎゅうっと目を強く閉じているせいか、じんわり目尻に涙が溜まってきた。 裸の肩を少しずらすように、身をよじらせたのは、旦那さんの愛撫が少し痛んだから。 右の胸の先が、じん、と熱く痛む。 「あ、痛かった?」 心配そうな言葉とは裏腹に、少し冷たい旦那さんの目がわたしを覗き込んでいた。 「ぅん、ごめんね、少し痛い…。」 ごめん、と形式だけで言ったあと、わたしの乾いたそこに、旦那さんは、自分の唾を垂らした。 「もぅ、いいかな。」 わたしは返事をしなかったけれど、旦那さんはわたしの足を開き、腰を埋める。 痛い。 辛い。 だけど、頑張らなきゃ。 わたしは更に強く目を閉じた。
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