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でも、もしかしたら、いつかは、優しかった旦那さんに戻ってくれるかもしれないって思って、頑張るしかない。
ほんとは、愛情なのかどうなのか、わたしの気持ちだけど、自分じゃわからなくなってた。
旦那さんも、わたしを愛してくれているか、わからない。
行動で表す人ではないし、愛の言葉なんてなおさら、かけてもらえない。
でも求めてばかりじゃいけないから、まずはわたしが頑張らないと。
そう思って、わたしは自分にすこし気合いを入れて立ち上がった。
洗濯機のスイッチを入れ、部屋を丁寧に掃除。
日の光が降るベランダに、シワを伸ばした旦那さんのシャツを干す。
夕飯の下ごしらえをして、ひと段落つく頃、時計はお昼をまわっていた。
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