国の王子と少女が不幸過ぎる

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希「はい、ハンバーグあげる」 ラ「ありがとう。で、その目はなんだい?」 私はハンバーグ、ライルはオムライス メアリーは紅茶とパンケーキ 悠はカツ丼 見事にバラバラなメニューの中、ライルの皿にハンバーグを乗せオムライスをガン見すれば、わかっているのか意地の悪い笑顔を向けられた 希「食べきれる?食べきらないなら食べてあげてもいいよ」 ラ「問題ない。ふわふわしていてとても美味しいよ」 希「…………あ、そう」 チッ…ハンバーグだけで今日はお腹を幸せにするか メアリーと悠は面白そうに笑いながらそれぞれのものに口をつける中、一向に面白くない私はハンバーグを味わう チラッ 何度か視線を向けていれば、何を思ったのかライルはオムライスを掬い此方に手を伸ばしてきた ラ「くれたからあげるよ」 希「本当!?」 ラ「うん。はいアーン」 希「………は?」 それを受け取ろうとしたが避けられ、とち狂った言葉を放ってきやがりました いいから寄越しやがれ 希「ふっ!このっ!自分で…食べる!!!」 ラ「えーなにー?聞こえないよー」 希「ッ…ク」 必死にそれを奪おうとする私は この男に遊ばれている 目の前で肩を震わせながら笑うの我慢してる二人、覚えておけよ ラ「はい、口開けて」 希「ぐっ…」 私にも意地がある。其処までするならオムライスなど食べなくてもハンバーグがあるから問題ない。 はん!私を見縊るなよ! 希「ッかー!!!オムライスうますぎワロタ!!!!」 口に入れた瞬間とろける卵!!!!最高ですね!!!! 時には妥協も大事だよね!!!! うまい!!!!
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