国の王子と少女が不幸過ぎる

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ライルの存在に今気づいたのか、王道くんは私とライルを交互に見ながら目を見開いている あっさり名前を呼ばれてバレタネ 陸「希だったの?全然わからなかった…あれ?希はライルと友達なの?」 ラ「君に名前で呼んでいいと許可した覚えはない…友達じゃなくて将来を誓った相手だ」 陸「なんでそんな事言うんだよ!俺のことも陸って呼んでよ!それより…希だったんだね!会いたかったよ!」 希「朝から一緒の空間にいたでしょ会いたかったもクソもないからね」 王道くんが現れた事により面倒な展開へと巻き込まれていきそうな雰囲気がある 巻き込まれは一人でいいんだよ 悠「ハァ…グエッ!?!?」 希「あげる。帰るね!《転移》」 疲れ切った顔をしていた悠を王道の前に引っ張り込み、メアリーとライルの腕を掴んで逃げました 先手必勝!!!! 陸「あっ…もう!でも悠は俺のこと見捨てないでくれるんだね!優しいなぁ」 悠「希いいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 なんか聞こえたきがするけど、気のせいってやつだよね 後日、途轍もなく激怒した悠くんにお説教されたとかされなかったとか。 ………………………………………… 希「助かった」 メ「学園内の転移は…何でもないわね。うん!じゃあまた明日」 希「バイバーイ」 私だからと深く考えなくなったメアリーは結構染まっていると思う 私とライルに別れを告げ部屋へ帰っていったメアリーを見送り、私も自室へと向かう 希「で、ライルの部屋どこなの」 ラ「ないんじゃないかな、理事長に必要ないと伝えたからね」 お前どこに帰る気だよ 適当な返事を返し、部屋に向かう私の後をついてくるライルに足を止めた 希「…まさかだけど、私の部屋に来る気とかないよね」 ラ「何言ってるんだい?ハナから君に会うためにここに来たんだ、それ以外あるわけないだろ」 希「城に帰れ」 結局、ライルさんは部屋までついてきました
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